人間なら誰しも汗をかきますし、汗というのは体温の調節を担っていて非常に大切な役割を果たしているということが出来ます。
しかし非常以上に汗をかいてしまう病気が多汗症と言われるモノで、特に手の平や足やワキから生活に支障が出るレベルで汗をかくようなら多汗症を疑ってみる必用があります。
また多汗症以外でも更年期障害の1つで、卵巣機能の衰えにより汗を抑制するエストロゲンと呼ばれるホルモンの分泌が減り汗が止まらなくなります。
あと甲状腺機能亢進症の場合も甲状腺ホルモンが増えることで基礎代謝が上がり汗をかきますが、こちらは全身からの多汗が特徴だと言えます。
それから副腎腫瘍の1つ褐色細胞腫の場合もアドレナリンが大量分泌されることで多汗になるケースも見られます。
このように病気が原因で汗をかくケースも多く見られるので、汗が気になるようならきちんと病院にいくことをオススメします。
人の皮膚にはあまり臭いのしないエクリン汗腺、臭いのするアポクリン汗腺とがあります。
また臭いのしない筈のエクリン汗腺からでた汗でも皮膚の細菌の繁殖により不快な臭いが発生するのです。
そして病気による汗の場合は通常の汗とは異なり独特の臭いを放つ場合があります。
独特の臭いはそれを生み出す成分が汗や皮脂に人より多く含まれていると考えることが出来るのです。
病気というのは体の機能がどこかしら不全になっている状態で、そのせいで汗の臭いが変質しているということが出来るのです。
汗をかくこと自体は自然なことなので病気かどうかの判断は案外分かりにくいかもしれません。
中には汗っかきな人もいて、自分は人より多く汗をかくので病気かもと不安に思っている人もいるでしょう。
しかし病気かどうかの見分け方としては、リラックスして体を休めている状態でも汗をかいているかどうかなのです。
ただし高温多湿の状況下は例外となります。
汗が出る病気としては多汗症、その他にも高齢期障害や甲状腺機能亢進症、副腎腫瘍といったケースも考えられます。
また病気の場合汗は独特の臭いがするのでそれを目安にするという判断方法もあります。
さらに動かずリラックスした状態で汗をかいている場合は病気である可能性があるので、病院に行き医師に相談することをオススメします。