休日の終わりに、憂鬱な気分になったことがないでしょうか?
休日症候群とは、休日の終わりに、次の日の仕事を意識し始めることで起こる一種の無気力状態のことを指します。
症状は仕事に行きたくない、という意識から憂鬱になる、などと言った誰にでも起こるものから、重くなると頭痛や眩暈、吐き気などを引き起こし、実際に仕事に行けなくなってしまうなど多岐に渡ります。
休日症候群になりやすい人には以下の様な点が見受けられます。
・職場でストレスを感じることがある(業務内容、人間関係等)
・生活スタイルが変化したばかりで新しい環境に慣れていない
・休日にあまり動くことがなく、何もすることがない
また、物事を考えこみすぎてしまう傾向にある人は、特に職場でのストレス等についても考えこみ、休日にも持ち込んでしまう為に、より出勤が億劫になることがあります。
上記にもあげたように、休日症候群になりやすい人には『職場でのストレスを抱えている』『生活スタイルが変化したばかりで新しい環境に慣れていない』などの特徴が上げられますが、これはどちらも身体と心に対するストレスになります。
人の身体はストレスを感じると交感神経が緊張し、血圧等が上がると共にエネルギーを消費してしまいます。すぐに緊張が解けるようならば良いのですが、緊張が長く続けばそれは疲労に繋がり、やる気の低下なども引き起こすようになります。
休日にそう言った疲労の回復を行うことが出来ないまま出勤することで更なるストレスに繋がってしまい、結果重なったストレスによって頭痛や眩暈等が引き起こされる等の症状が出てしまうといったことも起こり得ます。
ではどうすれば休日症候群を引き起こさずに済むのでしょうか。
まず第一に、ストレスの原因となるものを取り除くことですが、ストレスの原因が自分そのものに無い場合は少々難しくなってしまうとも思います。
ですから、まずはストレスを感じにくい、感じても忘れやすくする為の環境づくりに取り組むのが予防の近道です。
・睡眠・休養をしっかりと取る
・適度に身体を動かす
・やりたいことに取り組める、自分の時間を作る
これらは、ストレスの解消に役に立つ行動とされています。
前述した通り、人はストレスを感じ続けると疲れてしまい、やる気も失われてしまいます。
そうなってしまう前にこういった行動を起こすことで自分の中のストレスを軽減し、解消していくことが予防に繋がります。
ストレスの解消に努めていても、どうしても避けきれない憂鬱感に襲われることもあるでしょう。
その場合は思い切って仕事を休んでしまうのも一つの手です。
休日症候群の原因はストレスにありますが、無理をして出勤し続けることは一番のストレスになってしまいます。
頭痛や吐き気等の重い症状に陥ってしまった場合は迷わずに休養を取り、必要ならば病院に行くことも大切です。
無理をしないこと、自分に無理をさせすぎないことが、何よりも重要です。
休日症候群は職場関係や生活スタイルの変化など、環境からの心身へのストレスによって引き起こされています。
原因となるストレスの解消法を見つけることにより、予防することが出来ます。
休養を取る、趣味の時間を持つ、正しい生活習慣を身につけるなどと言った自分に合った対処法を探し、実践すること、そして何よりも無理をし過ぎないことが大切です。